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太陽光発電の“要” パワーコンディショナ 交換のタイミング、ご存じですか?

new公開日: 最終更新日: 2025年09月27日 土曜日

太陽光発電の「心臓部」パワコン。交換のタイミング、見逃していませんか?
「最近、太陽光発電の発電量が減った気がする」「売電額が下がってきた…」。もしそう感じているなら、その原因はパワーコンディショナ(以下、パワコン)の経年劣化かもしれません。

太陽光発電システムにとって、パワコンは発電効率を大きく左右する「心臓部」とも言える重要な機器です。この記事では、太陽光発電をすでにご利用の方向けに、パワコン交換の重要性と知っておくべきポイントを詳しく解説します。

太陽光発電の流れ

太陽光パネルは直流(DC)の電気をつくりますが、ご家庭や電力会社で使えるのは交流(AC)の電気です。パワコンは、この直流を交流に変換し、電圧や周波数を調整する重要な役割を担っています。
また、系統への逆流を防いだり、発電状況のモニタリング、安全停止といった機能も備えているため、まさに太陽光発電の“心臓部”と言える存在です。

そんなパワコンの寿命はおよそ10〜15年が目安とされています。一方、太陽光パネルの寿命は20年以上と長いため、パワコンの方が先に寿命を迎えるケースがほとんどです。気づかないうちに発電ロスが積み重なり、年間数万円単位の売電収入を失っていることも少なくありません。

劣化のサインを見逃さないで!

以下のような症状が出ていたら、パワコンが寿命を迎えているサインかもしれません。一つでも心当たりがあれば、早めの点検・交換を検討しましょう。

発電量が以前より下がっている

変換効率が低下し、本来発電できるはずの電気をロスしている可能性があります。

売電量が不安定になってきた

パワコンがうまく電気を変換・調整できていないことが原因かもしれません。

本体から「ブーン」「ジジジ」といった異音がする

内部のファンや部品が劣化している可能性があり、故障の前触れです。

液晶画面にエラーや停止の表示が出る

システムに何らかの異常が発生していることを示しています。

猛暑日などにパワコンが動作を止める(熱停止する)

内部が高温になりすぎると自動停止します。変換効率の低下も原因の一つです。

パワコンは突然故障して停止することが多いため、異常に気づいたら早めの対応が大切です。故障中に発電した電気は売電できず、大きな損失につながってしまいます。

施工事例紹介

ここで実際の弊社の施工事例をご紹介します。

パワコン交換
パワコン交換
パワコン交換

計画的に交換する3つのメリット

故障してから慌てて交換するのではなく、計画的に交換することで大きなメリットがあります。

1.発電ロスをなくし、売電収入を安定させる

古い機種から新しい機種に交換するだけで、変換効率が向上し、1kWあたりの発電量が10%前後アップするケースも。これにより、発電ロスが減り、安定した売電収入を確保できます。

2.最新機種は性能が大幅に向上している

10年前の機種に比べ、変換効率が高く、静音性やコンパクトさもアップしています。さらに、スマホで発電状況を確認できる通信機能や、蓄電池・V2Hと連携できる便利な機能も搭載されています。

3.万が一の事態に備える

パワコンが故障すると、発電した電気を売電・自家消費できなくなります。計画的な交換で、突然の故障リスクを低減し、安心してシステムを使い続けられます。

パワコン交換は「ハイブリッド蓄電池」導入のチャンス!

ハイブリッド

パワコン交換を検討するタイミングは、ハイブリッド蓄電池を導入する絶好の機会でもあります。
ハイブリッド蓄電池は、太陽光パネル用と蓄電池用のパワコン機能が1台にまとまっているため、夜間や停電時にも太陽光でつくった電気を有効活用できます。交換工事と同時に導入すれば、工事の手間や初期費用を抑えられるメリットもあります。
FIT(固定価格買取制度)終了後の自家消費を最大化したい方、電気代をさらに節約したい方、災害に備えたい方にとって、今が蓄電池導入の最適なタイミングです。

補助金制度の活用もお忘れなく

パワコンの交換や蓄電池導入には、国や自治体から補助金や助成金が用意されている場合があります。特に高性能な蓄電池やHEMSと同時に導入する場合、より大きな支援制度が利用できるケースも。最新情報を事前に確認し、賢く活用しましょう。

まとめ

パワコンは太陽光発電の要であり、寿命を迎える前に交換することで、発電量や売電額の改善、故障リスクの低減が期待できます。

さらに、交換と同時にハイブリッド蓄電池を導入すれば、電気代の削減や災害対策にもつながり、将来のエネルギー活用の幅が広がります。

「うちのパワコン、そろそろ寿命かも?」と思ったら、まずはシスコムネットにご相談ください!

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